その時の着物に

そうなんです、消印のスタンプのある横に、『カズオ・イシグロ氏、ノーベル文学賞受賞おめでとう!』とあるではないですか。

いやあ、イギリスの郵便は、小包でサッカーやっていたり、配達しないで「不在のお知らせ」をおいていったり(荷物を持っていくのが面倒、だそう)、しょーもないウワサばかり聞きますが、たまにはいいことするじゃないの!と多いに褒めてあげたい気分です。

さて、石黒一雄氏、といえば先日BBCワールド・サービスのラジオを聞いていたら、インタビューをやっていました。彼は大学卒業あたりから、しばらくは自作自演のシンガーになりたくて、ライブやデモ・テープを作ってレコード会社に送っていたそうです。

で、そのデモテープの中の一曲をさわりだけ、放送しましたが、おお、なかなかいいじゃない…です。レナード・コーエンと伊勢正三を足して2で割った感じの、フォークでした。

石黒氏は、デビュー(『女たちの遠い夏』)以来、イギリスの文壇、インテリ層から絶大な支持を受けています。もちろんデビュー以来、現代英文学を代表する作家のひとり、という評価を、イギリス国内で受けているわけです。

BBCのインタビューをしている人も、「これで3度目ですね、インタビューは」なんて言ったり、ニック・ネーム(Ishi)で石黒氏に呼び掛けていたりしてましたが、私としては、そんならちゃんとカズオ・イシグロの発音練習しろよ!と思っちゃった。あっかんべー

「Ishi」をイッシ、という感じで発音してますね、ニック・ネームとしては。やはりカズオ、とかカズ、とかは発音できなかったのでしょうね。

でも私としては、テキトーにジョニーだのカークだのアイザックだの、英語の通名を使わなかった石黒氏にちょっとだけ感動。友人だったら名前ぐらい、発音憶える努力、するよね!とひそかに思っているので・・・。ウッシッシ その辺は植民地や領土にならなかった国から来たんだ・・・の誇りなのかも…とも思います。

さて、石黒氏はここ10年ほど、アメリカ人のジャズ?ボサノバ?シンガー、ステイシー・ケントとのコラボで、詩を書いているそう。YouTubeに動画がありました。

フランスでのライブ、インタビューには英語で答えています。

イギリスの郵便を、見直した一件でした。わーい(嬉しい顔)

(クリスマスプレゼントなのに、フライングで使っちゃった簪と、その時の着物に合わせた帯です。丁度招待されていた、クリスマス・パーティーに着て行きました。)

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